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アリアドネの弾丸 チーム・バチスタ続編 またまた難しいです

チームバチスタ系

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こんにちは、ただほんです。

今日は海堂尊さんのチーム・バチスタ系の続編「アリアドネの弾丸」を紹介します。

 アリアドネの弾丸

チーム・バチスタの何作目に当たるのでしょうか?

なかなか、続きが気になる作品ですが、「アリアドネの弾丸」は前作「イノセント・ゲリラの祝祭」で田口先生も参加した「医療事故調査委員会創設検討会」の話しののあとの話です。そこでは、新しい登場人物、彦根慎吾が出てきます。

前作は事件らしい事件は何も起きずに会議でのことがほとんどでしたが、今作は事件に次ぐ事件でした。

ではまず、今作の人物紹介をしていきましょう。

 登場人物

田口公平…東城大学医学付属病院神経内科学教室講師。不定愁訴外来主任、リスクマネジメント委員会委員長。エーアイ・センター長。あだ名は「行灯」。

白鳥圭輔…厚生労働省技官。別名「火喰い鳥」。人を喰ったような話し方をし、追い込んでいく。田口を弟子と言っている。

藤原真琴…東城大学医学付属病院不定愁訴外来専任看護師。

高階権太…東城大学医学付属病院院長。収賄と殺人(北山錠一郎)の容疑で逮捕される。

友野優一…イメージ・エレクトリック社の技術者。殺害される?

北山錠一郎…元警察庁刑事局局長。殺害される。

宇佐見壮一…警察庁初動遊撃室警視。

 あらすじ

東城大学医学付属病院に導入された新型MRI 、コロンブスエッグ。その中で技術者が死因不明の怪死を遂げた。さらに数日後、今度はMRIの中で射殺された元刑事局長の死体が発見される。警察は、現場で拳銃を握って倒れていた高階病院長を犯人と疑うが……。エーアイ・センター長に任命されてしまった医師の田口と、厚生労働省の役人・白鳥は、高階の無実を証明すべく奔走する!

本書裏より

 ただほんのゆる〜い書評

はじめに、技術者の友野くんが新型MRIコロンブスエッグの中で死んでいます。MRIを使って調べますが、死因は分からずでした。

その後、今度は元刑事局長・北山錠一郎がMRIの中で射殺される。そのそばには意識を失っている高階の姿があった。手には拳銃があり、警察の宇佐美によって逮捕される。

この2つの事件を、調べ、高階の無実を晴らすべく、白鳥と田口は寝ずに捜査する。(刑事じゃなけど…。)

その後の流れは、正直、難しかったですね。

解き明かしも、微妙にスッキリしなくて、頭がついていかなかったです。

う〜ん、難しい!

ちょうど、並行して「ブラックペアン」を読んでいたので、そちらのほうがサクサク読めました。

ちょっとしたトリックが分かりづらく、頭の悪い僕にはちょっと難しすぎました!

ただ、桜宮小百合(螺鈿迷宮で出てきた)が出てきて、何やら良からぬことを考えているようで、これからに期待大ですね。

そして、もう一つ気なる点は、田口をエーアイ・センター長に推薦したのは誰でしょうか、ということです。

はじめ、高階先生は画面をスキップさせ、飛ばします。

「確かに硬直した会議ばかり繰り返している私たちにとって盲点の、素晴らしいご提案です。私としたことがその方の存在をうっかり失念しておりました。いかがでしょう、みなさん。異論はありますか?」

「彼であれば、私の本意を汲んでくれたことになるので、同意せざる得ないな」

「……それに、確かに彼は人畜無害だし」

本文より

誰が田口を推薦したか、分からないように…。

最後に、解き明かしがあり、

➖実はひとり、心当たりの方がおります。その方は、様々な委員会に出席、院内の実績もあります。にもかかわらず検討会の委員に推挙されても固辞され、なかなかお引き受けにならないという奥ゆかしさも兼ね備えています。院内では人畜無害だとの声もある反面、外部では言うべきことを言い、厚生労働省の検討会を主導するような実力も秘めています。

➖誰ですか、その大人物は?

➖あたしの上司、不定愁訴外来の田口先生です。

本文より

結局、東城大学病院が誇る開闢(かいびゃく)以来の腹黒コンビを放逐しない限り、俺に降りかかる災厄がなくなることはないという諦念(ていねん)を、杞の国の住人でないにもかかわらず、俺はしみじみと感じた。

本文より、田口の心の中

今作では、(すみません)ここが一番面白かったですね。

あんたか!

あんたが、田口をはめたのか!

白鳥じゃなかった!

ついつい、笑ってしまう瞬間でした。

やっぱり、昔から強いキャラクターでしたね。裏で糸を引いていたのは、そした、田口を裏で操っているのは、不定愁訴外来の専属看護師でした!(すみませんネタバレです)。

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