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ブラックペアン 嵐二宮くん主演の原作、読んでみた

チームバチスタ系

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こんにちは、ただほんです。

今日は、何年か前に二宮くん主演でやっていた「ブラックペアン」を読了です!の書評。

 ブラックペアン 海堂尊著

いろいろな小説を同時に読んだりしています。

チーム・バチスタ系の「アリアドネの弾丸」(これも面白い!高階病院長が殺人容疑で逮捕されます!)、「天久鷹央の推理カルテⅢ」など。

そして、この「ブラックペアン」です!

「ブラックペアン」一気に読み終わりました。

面白かったです。

「チーム・バチスタの栄光」より20年ぐらい前の話でしょうか。

高階病院長も、帝華大学から来た講師でまだ若いです。

田口公平も、速水も、島津も、まだ大学生です。

何年か前に、嵐の二宮くん主演でドラマ化されていましたが、重苦しそうだったので、録画していながらも見ませんでした!

妻は見たようです。

そういえば、チーム・バチスタも見ていませんね。

どちらかと言うと小説のほうが好きなんです!

ドラマはだいぶ脚色してそうですが、小説もとにかく面白いです。

殺人事件とかは起きませんが、医療ミステリーな感じで、飽きさせません。

チーム・バチスタ系は、なんでこんなに繋がっているんだろうって思うくらいいろいろな小説に繋がっていきます。

もともとは「輝天炎上」を読みたい!と思ったのですが、それを読むためには「ケルベロスの肖像」を読まなければいけなくて…。

「ケルベロスの肖像」を読むためには、その前から読まなければ…。

「イノセント・ゲリラの祝祭」を読んで、「アリアドネの弾丸」読んで、世良って誰?

よし、「ブラックペアン」読もう!

となったのです。

ここまで来ると本当に『チーム・バチスタ沼』ですね。

 ここが面白いポイント!

とにかく読んでほしいのですが、面白いポイントを3つ上げていきます。

 1.多彩な登場人物たち

主人公は医師免許取得前(すぐに合格します。)の、世良雅志(せらまさし)。

若く、物おじしない性格で、もとサッカー部。

高階講師と、渡海先生に翻弄されていきますが、何とか頑張っています。

高階(たかしな)先生。帝華大から送られてきた講師。

帝華大の「ビックマウス」と呼ばれていて、食道癌の手術を誰でも簡単に行える新兵器「スナイプ」を持ってくる。

佐伯教授からは「小天狗」と呼ばれ、また別のあだ名は「阿修羅」

とにかく技術のあるすごい先生ですし、人格も素晴らしい。

あの、「チーム・バチスタ」のひょうひょうとしている高階病院長だとは思えません!

渡海征司郎(とかいせいしろう)。外科医であだ名は「悪魔」。

ちょっと性格がひねくれているが、腕は確かな外科医です。

この「ブラックペアン」以降、出てこない人物ですが、ぜひその後を知りたいです。

何か、アフリカの方に行っていたとか聞きますが…。

ドラマでは主人公で、渡海征司郎役は二宮くんでした。

小説でも、主人公でも良いほど、話の中心です。

20年前のあることで、佐伯教授を恨んでいて、復讐を誓っています。

その復讐の結末はいかに…!

佐伯教授。東城大学外科教室教授。病院長を狙っている。腕は確かな外科医。

藤原看護婦長。「チーム・バチスタ」では不定愁訴で田口公平と働いているが、このときはバリバリの婦長。

怖いぐらい、猫田を叱る人。猫田主任よく昼寝していますが怒られます。

他にも、垣谷先生(チーム・バチスタで出てくる)や、田口公平や速水、島津などおなじみの人たちがまだ若い状態で出てきますよ。

あと、黒崎助教授。何かと「チーム・バチスタ」の方で出てきます。

 2.食道癌手術で使う新兵器「スナイプ」

高階講師によると、「スナイプ」を使えば超一流の外科医でなくても、食道癌の手術を行えるというが、本当に誰でも使えるのか?

佐伯教授とバチバチにやり合いますし、高階講師以外の人が「スナイプ」を使う手術を成功させることができるのか?

見どころです!

 3.患者の体内に残されていたペアン

ペアンとは、

刃のないハサミのような形をした銅製器具の鉗子(かんし)の一種。

主に外科手術で、切断した血管を挟んで止血する鉗子で、「ペアン鉗子」というのが正式名称。

整形外科や形成外科や小児科などで使われる小型のペアン鉗子を「モスキートペアン」、黒いペアン鉗子を「ブラックペアン」と呼ぶ。

「ブラックペアン」はドラマのタイトルにもなっているが、医療器具販売メーカーのカタログを数冊見た限りでは、持ち手以外の部分が塗装されている銅製器具はまれで、特に「ブラックペアン」という名前の製品は見当たらない。他の黒い銅製器具の情報からセラミックコートによるものではないかと思われたが(あくまで編集部の想像)、最終回でカーボン製であることが判明した。

にっぽんの病院より

20年前の手術で患者の体内に残されていたペアン(佐伯先生の手術ミス?)と、それをもみ消した大学。

そして、それによって責任を押し付けられて大学を去らなければいけなかった渡海征司郎の父。

佐伯教授を恨んで、必ず復讐しようと誓っている渡海征司郎。

たが、本当にその体に残されたペアンは手術ミスだったのか?

それが解き明かされて行くときに、渡海征司郎はどうなるのか?

面白いですね。

 ただほんによる書評!

「チーム・バチスタ」系の面白いところは、登場人物の個性的なキャラクターによると思うのです。

厚生労働省の白鳥圭輔、その部下の姫宮、不定愁訴外来の主人公、医師の田口公平。

そして、この「ブラックペアン」の渡海征司郎。

それぞれのキャラクターが、生き生きとしている小説です。

小説が次々出て来るのですが、そのたびに新しいキャラクターが登場してきて、少々お腹いっぱいですね。

ただ、このキャラクター(登場人物)が次にどのように成長していくのか、とても気になります。

やっぱり、『沼』ですね。

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