同性介助「尊厳を無視しないで」NHKハートネットより

介護系ブログ

ただほん
ただほん

こんにちは、ただほんです。

今日は、介護の世界における「同性介助」について考えていきます。

 NHKの番組にて

最近、NHKの番組で同性介助についての話題がありました。

それが結構、キツい内容だったので、Twitterとかで炎上しています。

この中で「単なる羞恥心の問題ではありません。尊厳の問題です。」「心身共にナイフでズタズタにされる感覚でした。性犯罪被害にあっているのと感覚は変わりません。」

「性犯罪被害」とは、随分手厳しいですね。

 Twitterでの反応

Twitterでは、

「小規模のグループホームやユニット型の特養などは同性介助ありきでは考えられてないよね。ワンオペ夜勤…。」

たしかに、一人夜勤だったら、男性でも、女性でも、排泄介助やらないと。

「女性の障害者でものすごい力で…。男5人がかりでも、ふりほどかれる。そんな人でも女性スタッフがしないといけないんでしょうかね。」

暴れる女性利用者様。それを女性にやらせるのは無理難題です。

「理想は、同性介助がいいに決まってます。だけど、現実はそう甘くなく、女性職員がその日のシフト上だれもいないってなったら、男性職員でまわさなきゃいけないんですよ。利用者の人権のことは大々的に取り上げて、利用者によるセクハラは、蔑ろにされる。なんかおかしくないですか?」

男性利用者様のセクハラ、ヤバいです。入浴時、下(しも)の方を「もっと触ってくれ。」なんて言う人いるし。

「お気持は分かります。施設でも出来る限り同性介助してほしい利用者様は同性介助でやっています。ただ、全員それをやってしまったら、入浴1週間に1回入れるか入れないかになってしまいます。現実的には無理です。国が介護報酬を上げて介護の給料を上げ、大勢が介護職やりたいってならなければ無理。」

とにかく、人手不足ですから。その辺をNHKは全然考えていませんから。

ただほんも介護の仕事を15年以上続けていますが、そこまで(「性犯罪被害」)言われたことはありません。

その言葉が強すぎて、みんなの反感を買ったのでしょう。

 同性介助とは

一般的に、施設では女性利用者は女性介護職員、男性利用者は男性介護職員が介護するのが原則とされる。特に入浴・排泄介助などでは、女性利用者が男性職員の介助を敬遠するケースがある。男性利用者は女性職員への拒絶反応は比較的少ないという。

ネットより

同性介助とは、目標としてはありますが、現実的ではないですね。

介護の世界に入って、異性の介護について考えさせられることはあります。介助する側としては、利用者様に緊張感を与えないように気をつけることが必要です。

自分はただの仕事として考え、そこに下手な感情等持たないようにします。

ただその中でも、異性からの介助がダメな利用者様がいます。その時は同性介助になります。

NHKのは、高齢者ではなく障害者だと思うのですが、これは年齢の若い女性だと別問題です。

10代、20代、30代の女性の障害者の方であれば、できれば同性介助のほうが良いでしょう。

ただ、暴れる大きな女性障害者だと同性介助は難しいかもしれません。

ただこれが、80代、90代、100代の女性の利用者様だと男性の職員でも良い?かもなんて思うのは間違いでしょうか?

もちろん、100歳の女性の利用者様でも男性にやってもらうのは嫌、って方はいます。

その場合は、同性介助です。必ずしも全員同性介助は必要ないし、現実的に無理です。

介護の世界は、いつも人手不足ですから。

もし、全部の女性利用者を女性が介助することになったら、女性職員が足りなくて、週1回入浴できるかもわかりません。

 ただほんの考えた同性介助

同性介助をしたいという思いは大切です。

ただ、100%同性介助は無理です。

そうしたら、解決策としては、どこの施設でもやっていると思うのですが、同性介助を望む利用者様には出来る限り同性介助を行う、セクハラをする男性利用者にも同性介助を行う、そんなところではないでしょうか?

介護職をする男性職員、女性職員が、今より何倍も増えれば(増えるためには国がちゃんとしないと)、同性介助を行えるかもしれませんが、今は無理なのでだましだまし行かないと…。

国よ、そしてNHKよ!この国の介護をもっと真剣に考えてくれ!

こちらの記事も良かったら「おむつゼロ、機械浴ゼロについて

コメント

タイトルとURLをコピーしました