介護士におすすめの映画・ドラマ 「任侠ヘルパー」 草彅剛主演 

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こんにちは、ただほんです。

今日はただほんおすすめの介護映画「任侠ヘルパー」をご紹介します!

 介護士におすすめの映画「任侠ヘルパー」

2009年度にフジテレビ系の「木曜劇場」枠で放送され、2012年に映画化された作品「任侠ヘルパー」をご紹介します。

キャッチコピーがまた介護士の心をくすぐります。

「介護の道を極める。それも極道。」

お年寄りを騙して稼ぐ(今もオレオレ詐欺や強盗がはびこっています)今時の極道がお年寄りの世話をして稼ぎ、古き任侠道を取り戻すという風刺要素のあるドラマ・映画です。

もう10年以上前になりますが、当時ただほんも介護の世界に入っていて、介護を題材にしたドラマだったので、とても関心がありました。

ついでに、当時人気のあった「SMAP」の草彅剛さんが主演とのことで見たことを記憶しています。(今はAbema TVで「ななにー」をやっていますので、見れるときは見ています。テレビで「ななにー」が見たいがために、AmazonのFirestickを買ったのです。)主題歌もSMAPでしたね。

 介護を題材にしている作品

とにかく介護を題材にしているので、これは見なければと思いました。

ヤクザが研修のために、老人ホームで働くという突拍子もない内容でしたが、話が進むごとに義理と人情が、日本らしく、それでいて介護の世界で忘れられている心を思い出させてくれるドラマでした。

初めはヤクザですから、老人たちをとても雑に扱います。私たち介護士がやったら即アウトなことをヤクザたちはやっていました。

でも、映画になったときに、主演の草彅剛さんが、相変わらず口は悪いですが、ベッドから車椅子だったか、高齢者を移乗するときに、着地がとてもソフトになっていて、技術の向上が見られて面白かったですね。

あと、ついつい私たちは高齢者を何も出来ないかのように扱ってしまい、下手したら介護士が全部やってしまうことがあります。自立支援なのについ時間短縮してしまい…。良くないですよね。

ヤクザの草彅剛さんが「お前ら働け!」「ばばあ、働け!」と働かさせます。

すると、元気がなかった高齢者たちが、とても生き生きとして元気になり働き始めるのです!

 今は余裕がない時代

そこで考えるのは、今の介護の世界は余裕がなさすぎるのではないでしょうか?人も足りなく、お金も足りなく、時間も足りない。

余裕がない。

その結果、高齢者の方も元気がなくなり、やる気もなくなります。最近もちょっと薬転がしただけで(落薬)、「はい、次から落とさないようにプラスチックケース(丸いケース)に入れて飲んでください」ってなりました。落とさないように。

ちょっとぐらい落としたっていいじゃないですか。死ぬわけじゃないし。毎回毎回落とす人じゃないですし。

そこまで過保護にする必要はないでしょう。

過保護にせずに「ばばあ、じじい、働け!」ってやりましょう!(やっぱりだめですか。)言葉は大事ですかね。

 言葉と心は違う場合がある

映画を見て思ったのは、言葉と心は違うということです。

優しい言葉使いでも心のないこともありえますし、逆に言葉遣いはヤバいですが心はあるということもあるんじゃないでしょうか?

逆の逆に、今までの施設で、言葉使いは悪くて心もないってこともありましたが。それは最低ですね。

義理と人情、今の介護の世界には必要なのかも知れません。

 あらすじ そして感想

指定暴力団「隼会」の支部に所属する翼彦一(草彅剛)は舎弟らと共に振り込め詐欺で生計を立てていた。ある日、彦一を含む若い衆6人は、大幹部である鷹山源助(松平健)の命令で、敵対する鷲津組のシマのど真ん中にある老人介護施設「タイヨウ」で、次期幹部の座を賭け、自らの素性を隠して研修という名のもと、介護ヘルパーとして働くことになる。

最初は介護を見下していた彦一たちだったが、慣れない介護の現場に悪戦苦闘する。そして様々な年寄りたちと関わり、介護の現実が彦一たちの考え方に影響していく。

草彅剛を始め、黒木メイサ、薮宏太、五十嵐隼人、宇梶剛士、田中哲司、大杉漣(亡くなって残念です。)、松平健など豪華なメンバーが出演していました。

あと、夏川結衣(若年性アルツハイマーに侵されていく役)、そしてその息子役の加藤清史郎くん(当時8歳ぐらいですね)可愛かったですね。思い出しますよ。「アニキ!」って呼んでいましたね。

そして、映画版では、草彅剛、黒木メイサ他に、安田成美や夏帆、風間俊介、香川照之(残念ながら最近テレビでは見れなくなりましたが)、それぞれ良い味出していました!

当時、映画も見に行きましたし、介護をその後も続けていたのでいろいろ参考になりました。

国に、日本に、こういった心があればって思わされる作品でした。

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