介護職 大事な3つのこと 「尊敬、尊重、受容」について

介護系ブログ

tadano
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こんにちは、ただほん です。今日は僕が、介護士として大事にしていることをお話します。

介護の仕事はやりがいも沢山ありますが、大変なことも沢山あります。

時には、認知症の利用者さんにたたかれたり、つねられたり、かみつかれそうになったり、笑えないことが多々あります(今は笑い話ですが)。

介護職をしていると、経験したことのないことをいろいろと経験できますし、ちょっとしたことが嬉しかったりします。

利用者さんがトイレで排便が出ると、良かったねと思い、笑顔をみせてくれると普通に嬉しかったりします。

高齢者の方と接することも、この仕事(介護)をしていなければなかったですし、いろいろな人と出会うことが出来たのもこの仕事でした。

また、人の寿命(看取り)の最後を見れたのも大きな経験の一つです。

そういった経験一つ一つが、自分の人生にも影響を与えていると思います。

いつか自分も高齢者になり、同じ道を行くんだなぁと実感しています。

いろいろな利用者さんがいますが、その中で介護の仕事を15年以上続けてきた僕が、大事にしていることが3つあります。

今日はその大事な3つについてお話します。(こちらもおすすめです!介護職の魅力、やりがい!)

 1.敬意を払う

まず、第一に大事にしていることは、「敬意を払う」ことです。利用者さんは、80代、90代、100歳代と長い年月を生きてきました。

その年月は私達の年月よりも長く、いろいろなことを体験したはずです。

ある人は戦争を体験し、ある人はいろいろな地域に引っ越したりして来たり、それぞれの人に人生があります。

それをすべて知ることは出来ませんが、必ず長い人生の中でいろいろなことを体験してきています。

その生きてきた人生に「敬意を払う」のです。

どんな人でも長い人生を生きてきて、子供を育て上げ、頑張ってきただろう、それはすごいことだと思うのです。

ある利用者さんは、いつの時代の話しかは分かりませんが、大分の別府にいたときのことを昨日のことのように話していました。その方は100歳でした。

人生の重みを感じました。

第一に大事にしていることは、どんな人にもその生きてきた年月に「敬意を払う」ことです。

 2.人格を尊重する

第二に大事にしていることは「人格を尊重する」ことです。

たとえ認知症になっても、話せなくても、意志を表せなくても、感情を出せなくても、その人には「人格」があります。

認知症の人は何も分からないように見えますが、その「人格」は生きています。

だから、その「人格を尊重」します。

「人格を尊重する」とは、何かをすることではなく、その人を大切に思うことであり、一個人であるということを認めることです。

たとえ答えがなくても、必ず声掛けを行います。その人の意思を尊重するのです。

どうせ答えられないからこっちの思うままにしようじゃ、ないんです。

その人には必ず人格がありますから、それを尊重しましょう!

第二に大事にしていることは、その人を一個人として「人格を尊重する」ことです。

 3.ありのままで受け入れる 受容 

第三に大事にしていることは、その人を「ありのままで受け入れる」ことです。

その人は認知症かも知れませんし、もしかしたら精神的な病気かもしれません。

帰宅願望が強いかも知れませんし、暴力を振るうかもしれない、放尿する人もいます。

その人を、現状のまま、そのままで受け入れます。

その人が何かをできるからではなく、何もできなくても、ありのままを受け入れることは大事です。

何かを期待したり、これもできないのか、なんて思ったりするとしんどくなりませんか?

だからこそ、「ありのままで受け入れる」のです。

「ありのままで受け入れる」と変に期待したり、出来ないことに目を向けたりしなくてすみます。

その人自身を今の状態のまま、受け入れることはとても大事です。

今、僕らが見るのは認知症のその方です。でも、認知症がその方ではありません。

ありのままに受け入れるとは、尊重の上にあることです。

 そして最近思うこと

最近、強く思うことは、利用者さんを人として扱っていないなって思うことが多々あります。

例えば、トイレで立ったまま便をしてしまった利用者さんに「なんで立ったままウンチしてるの!やめてー!」なんて尊敬の気持ちも、尊重する心もない声掛けを行っていたり。

驚く気持ちも分かりますが、ちょっと落ち着いて声掛けしましょうよ。

自分のおじいさんでもないのに、「おじいちゃん」なんて呼んでたり。名前を呼べよ、なんて思います。

ユニット会議などで利用者さんの名前を呼び捨てにしてたり。本人がいなくても「さん」は付けようよって思います。

そういったことの中で、やっぱり最低限、尊敬の気持ちを持つこと(その年月に)、人格を尊重すること(昔はこんなんじゃなかったんですよ。その人格は良いものだったはず)、ありのままで受け入れること(認知症があってもそのままで)、

それを大切にしていくことは絶対に必要です!

ただほんがなぜ介護職を始めたかについてのブログも読んでみてください!

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