【心理的虐待】老人ホームでの言葉による暴力について

介護系ブログ

tadano
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こんにちは、ただほん です。

今日は老人ホームでの虐待、特に心理的虐待について考えていきます。

皆さんの働いている施設でも、大なり小なり虐待かもと思われることがあるかも知れません。

最近も東京の特養で、職員が利用者様を殺害して逃亡する事件がありました。

口コミを見ると、そこの施設もヤバかったようです。

職員が足りなく、派遣と外国人が多いと書いてありましたし、口コミを見る限りそこの上司は、ヒドイ上司らしいです。

そういうのは起こるべくして起こったと思います。(もちろん殺人などやり過ぎを通り越してひどすぎますが。)

僕が勤めてきた中でも、虐待かもと思うことは多々ありました。

毎日、働いているとなぁなぁになったり、利用者様に対して馴れ馴れしくなってしまったり、気づかない間に言葉による暴力を行っているかも知れません。

仕事で感じたこと、これ、虐待じゃないの?と思ったことを書いていきます!

そんなところ早く転職しましょう!

 ①タメ口

「ねえ、これ知ってる?」「ちょっと話聞いてんの?」「あのさ、もうちょっと口大きく開けてくんない!」など、ある職員が利用者様に話していた言葉です。

その職員は経験なく入ってきた20代の職員です。

その子だけでなく、先輩職員のユニットリーダーもタメ口で利用者様と話していました。

それを若い子も真似ています。正直、とても気分の良くない言葉遣いでした。

タメ口はダメです。利用者様は家族でも友達でもありません。

まして、介護職員より下ではありません。お客様ですから。

タメ口で話すのは、その利用者様を絶対自分より下に見ています。

自分だって年下の人から「なぁ、これどう思う?」なんてタメ口で言われたら、ふざけんな!って思いませんか?

 ②命令口調で言う

「早く飲んで!」「早くして!」「早く食べて!」など命令口調で言うことは、明らかに利用者様を自分より下に見ています。

子どもに言うように命令することはダメです。利用者様は決して命令されるべき人ではありません!

あれやれ、これやれ、と命令することは虐待です!

 ③言葉によって脅すこと

「全部飲み終わらなかったら、絶対寝かさないから!」水分を取るのは大事ですが、高齢になってくるとなかなか水分を取れません。

それを考えてどう対応するか、頭を悩ませて対応するのがプロの介護職です。

水分を取らないと寝かさない!それは脅しであり、虐待です。安易すぎます。

言葉遣いもタメ口であり、脅しもあり、もうアウトですね。

そういったことを見ていると本当に悲しくなります。

イライラして感情のコントロールができなくなると、命令口調になったり、脅したりしてしまいます。

これを飲まなかったら絶対寝かさないよ、なんて言われたら、そこは利用者様にとって、地獄です!

 ④利用者様の尊厳を無視

トイレ介助で、利用者様のリハパンを下ろしたら、間に合わなくて便が出てしまいました。ただ、間に合わなかったんです。

その時のリーダー職員が大声で行った言葉は?

「立ったままウンコしないで!」「汚い!」

ユニットの端のソファで僕は休憩していましたが、その声はユニット中に響いていました。

他の職員や他の利用者様に聞かせることじゃないですよ。

その利用者様は「ごめんなさい、ごめんなさい。」と言い続けていました。

そんな、利用者様の尊厳を無視する行為は、明らかに虐待です!

違うときには、便で汚れているからと、衣類を全て脱がせて、素っ裸にしてトイレに利用者様を座らせていました。

素っ裸にするなんて、尊厳を無視する行為です。

たとえ、汚れていたからと言っても、着替え等は最小限に恥ずかしい気持ちにならないように配慮すべきです。

 ⑤あだ名や下の名前を呼び捨てにする

「じいじ」「ばあちゃん」 「タミ!」「ヒサ!」(名前は仮です。)

利用者様をじいじ呼ばわりするのはどうかと思いますし、名前を呼び捨てにするなんて最低です!

他の利用者様かいるところでも、呼び捨てにしたりしていると、それは明らかに利用者様を馬鹿にしています!

これら全ては、心理的虐待になることでしょう。

 心理的虐待が起こってしまう理由

なぜ、心理的虐待か起こってしまうのか?

まず、第一に職員の経験不足が言えます。経験が浅く、知識がないのでタメ口になったり、命令口調になったりします。それが駄目なのを教えられてきていません。

第二に言えることは、感情のコントロールができていないことです。介護職はイライラすることが多くあります。思うようには行きません。

でも、その中でも、少しずつでも感情をコントロールしていくことを学んでいかなければいけません。

感情のコントロールがてきないと、暴言を言ったり、暴力を振るったりしてしまう可能性があります。

第三に尊敬する心がないから。利用者様は自分たちより長く生きています。

その長い人生を生きてきたことに、尊敬の気持ちを持たなければいけません。その尊敬の気持ちがないと虐待に繋がります。

圧倒的な職員不足も大きいです。安い給料やサービス残業などあると心に余裕がなくなり、虐待してしまう理由に繋がりやすいです。

 まとめ

私たちは、皆それぞれ気をつけなければ虐待をしてしまう可能性があります。

実際、僕もやっていたかもと、心がドキッとすることがあります。

虐待はダメ!ということをしっかりと心に刻み、尊敬の気持ちを持っていきたいです。

利用者様の心を傷つけたりしない言葉を使い、その尊厳を大切にしたいです。

そのためには、日々学び、知識を増していかなければと思っています。

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