こんにちは、ただほんです。
今日は、Disney+の「ヒルソング教会のヒミツ」を見て、ただほんが思ったことを皆様にお伝えします。
はじめに
「ヒルソング」と言えば、クリスチャンであれば聞いたことがある教会、もしくは賛美であるのではないでしょうか。
たとえば、「Shout to the Lord」や「The Power of Your Love」はクリスチャンであれば知らない人はいないでしょう。
日本の教会でも、よく歌われてきていますし、「ヒルソング教会」の日本支部もあるようです。
日本だけでなく、世界中で歌われてきていることでしょう。そんな有名な教会が…。
このDisney+のドキュメンタリー動画は前から気にはなっていたのですが、あまり時間がなく見れていませんでした。
今回、時間があり見ることができましたので、ブログに上げていきます。4話からなる正味4時間超の動画ですが、興味のある人は見て損はないと思います。
教会とは何か?
信仰とは何か?
私達の信仰も何か間違っているのかしれない。
そんなことを考えさせられる内容です。
ヒルソング教会とは
1983年、ブライアン・ヒューストンとボビー・ヒューストン夫婦によって始まったオーストラリアのペンテコステ系の教会。父親はアッセンブリー・オブ・ゴッド教団の牧師であったフランク・ヒューストン。
若い人に伝道し、賛美などで人々を惹きつける有名な教会である。
「ヒルソング大学」もあり、そこを卒業した人たちが「ヒルソング教会」で働いている。
いわゆるメガ・チャーチ。
世界中に支部教会がある。
ヒルソング問題
Disney+のドキュメンタリー動画では、ニューヨーク支部のヒルソング教会で、ある大きな問題が起こっていた。主任牧師のカール・レンツ牧師が複数の女性との不倫で辞任に追い込まれていく。
カール・レンツは、今風の容姿でタトゥーもあり、話術も良く、若い人から絶大な人気のある牧師だった。芸能人なども教会に通うようになる。
創設者のブライアン・ヒューストンの弟子であり、ブライアンの息子の親友でもあった。
そんな彼が、複数の女性と不倫をし、その罪を暴露されていく。そして、ヒルソング教会のヒミツが暴かれていく。
ヒルソング教会の他の牧師は、女性に対するレイプで訴えられるし、創設者のブライアン・ヒューストンも2人の女性に対しての不適切な行為で教会を永久追放される。
暴かれていく罪の中には、ブライアンの父親フランクが起こしたものもあった。
少なくても13人もの少年に対して性加害を起こしていた!(ジャニーズ事件と重なりますが)
キリスト教の牧師がです!少年に対しての性加害です。ひどいものです!
息子のブライアン牧師もそのことを知っていて、それを隠蔽しようとしていたと訴えられている(裁判で無罪になりましたが)。
とにかく、ひどい状態のキリスト教会でした。
動画では、本人たちが話していますので本当のことでしょうし、キリスト教の牧師が不倫、っていうのは日本でも聞きますから。
本当の問題は、そこで教えられている聖書の教えであり、その根底に流れている思想であると思います。
メガ・チャーチは必要か?
これはいつも思うのですが、教会が大きくなる必要がどこにあるのか?
どんどん、どんどん大きくなり、肥大化していく、そして組織になり、その組織を守ることが一番になっていくでしょう。
牧師が一番であり、全ての決定権を牧師が持ち、信徒は牧師に伺いを立てるようになるでしょう。
牧師の言うことが絶対で、それに逆らう人は排除されていくでしょう。大きくなればなるほど、権威が集中し、私腹を肥やすようになります。
人間は弱いので、そうなってくると罪を犯しやすくなります。誰も間違いを正してくれないし、聞く耳もありませんから。
牧師を土台に教会を建てあげると、危ないです。
ブライアン・ヒューストンもカール・レンツもとても魅力的で、カリスマ性のある牧師かもしれません。
ただ、そういう人を土台に教会を建てあげると、それは砂の上に教会を建てることになり、必ず崩れるときが来ます。
カリスマ的な、魅力のある人を土台にするのではなく、イエス様を教会の土台にしなければいけません。
教会は大きくなると権威が一人の人に集中し、膨大なお金が必要になり、その中で誘惑も多くなり、罪を犯しやすくなります。
聖書では、大きくなることより、広がっていくことが語られています。
「全世界に出ていき、すべての造られた者に福音を宣べ伝えなさい。」マルコの福音書16章15節
「聖霊があなたがたの上に臨まれるとき、あなたがたは力を受けます。そして、エルサレム、ユダヤとサマリアの全土、さらに地の果まで、わたしの証人になります。」使徒の働き1章8節
「こうして、教会はユダヤ、ガリラヤ、サマリアの全地にわたり築き上げられて平安を得た。主を恐れ、聖霊に励まされて前進し続け、信者の数が増えていった。」使徒の働き9章31節
教会は大きくなることを止め、横に広がって行くようにならなければいけません。
1万人の教会より、200人の教会が50個あったほうが良いです。
その200人の教会それぞれが、それぞれで運営し、1人(2人)の牧師や何人かのスタッフを養っていく、それで良いのではないでしょうか?
権力が一人の人に集中することなく、誘惑も少ないでしょう。
宣教とは、大きくなることではなく、福音が広がっていくことです。
メガ・チャーチは必要ないです!
今のこの時代、教会はもう一度聖書に立ち返り、イエス様を中心とした教会にならなければいけません。今も日本の教会でもヒルソングの歌は歌われています。その背後にある闇に気づかずに。
もう一度私達は主に立返らなければいけない。
心からの賛美、礼拝とは何か?(その辺のことをブログに書いていますので)
「しかし、真の礼拝者たちが霊とまことによって父を礼拝する時が来ます。今がその時です。父はこのような人々を礼拝者として求めておられるからです。神は霊ですから、神を礼拝する者は、霊とまことによって礼拝しなければなりません。』ヨハネの福音書4章23節、24節
本当の賛美、礼拝は、心の深いところから溢れ出てくるものです。イエス様が言われていた「心の奥底から流れ出てくる聖霊の川」です。
音楽ではなく、技術でもなく、心からのものです。もちろん、音楽も、技術も必要ですが、それが第一ではないです。
「神の国とその義が第一」です。イエス様を思う心が一番です。
それを神様は喜んでくださるのです。
教会は変わらなければならない。この教会を再構築する必要がある。
土台はブライアンではなく、イエスであるべき。ブライアンが作り上げた文化の中でカールたちは育まれた。その結果どうなる?
腐った土に植えた植物には腐った実がなるのよ。
私はどちらかが起こることを期待してる。
変化があるか、ヒルソングが閉鎖されるか。
ヒルソング教会の元信者による Disney+より
日本の教会も、聖書に立ち返り、イエス様を中心とした教会に変わっていかなければいけません!
(教会に行きたくない人へ、ブログもどうぞ!)
最後に
幸いなのは、カール・レンツ、ローラ・レンツ夫婦が離婚せずに、痛みの中でも、やり直していることです。カールは奥さんと子どもたちに感謝してもしきれないことでしょう。それは時間のかかることだろうし、一生かかることでしょう。
でも、この家族が完全に壊れずにやり直すことができるのは、神様の哀れみです。
神様がこの家族を癒やし、回復してくださることを祈っています。
実際、彼らはヒルソングにいたときよりも幸せなのではないでしょうか。偽りの人生よりも、本当の人生を歩んでいるように見えました。
ヒルソング教会(大学も)は、人々の人生を狂わせ、傷つけ、台無しにしてきました。しかし、イエス様はその人たちの人生も癒やし、傷も癒やし、再生してくださいます。
あなたの人生も、傷も、どんなものでも、イエス様は必ず癒やして、再生してくださいます!
コメント