
こんにちは、ただほんです。
今日は介護職のキツイところとは、どんなところかについてお話します!
はじめに
今日の仕事中に利用者様から「あなた、この仕事好きでやってるんでしょう?好きじゃなかったら人の下(しも)の世話なんて出来ないでしょう?」
って言われました。
正直、「好きでやってませんよ。お金のためですし、これしかないですからね。」と答えましたが、
「そうなの。(僕じゃない他の)若い子も好きじゃなかったらやらないでしょ。」と言われました。
じゃあ、好きってどういうことだろう?
高齢者、好きかと言われたら好きじゃないし…。
でも、嫌かと言われたら嫌でもないし…。
自分の子どもに介護職は勧めないし…。
先に聞かれた利用者様からの「下(しも)の世話」とは、おむつ交換や便のときのことです。
おむつ交換や便の処理など嫌だと思ったことはほぼありません。
汚いなぁとかは思いますが、僕たちの仕事ですから嫌だとは思いませんね。
じゃあ、何がキツイかと言うと…。

介護職のキツイところ①
認知症の利用者様の対応です。
ある時、ショートスティに来ていた利用者様ですが、来てすぐに「今日は帰れないのか?」と聞いてきました。
「今日はここにお泊りすることになってますよ。」と答えると「そうか。」と納得された様子。
5分後、「今日は帰れないのか。」「今日はお泊りすることになってますよ。」「そうか。」
5分後、「今日は…。」「お泊り…。」
これを延々と繰り返し、最後、利用者様が「俺はこんなところに泊まらん!」とテーブルを叩き怒りました。
その利用者様は元教師でちょっと怒りっぽい感じでした。
正直、ノイローゼになりそうでした。
またある時、トイレ頻回な利用者様、ユニットのトイレを5分おきに行き、トイレと居室を行ったり来たりを繰り返します。
目の前を行ったり来たり、1日何百回も。
こっちの頭がおかしくなりそうでした。
もちろん、病気の為せる技なのは分かっていますが、ただ答えが分からなくキツイです。

80歳台の男の利用者様です。
トイレの場所が分からず、廊下を放尿して歩いてました。
「何してるの!」と聞くと、笑顔で「すみません。」と仰られました。
ついついその笑顔で許してしまいました。
ただその利用者様、その後、認知症がひどくなり、職員を殴ったり、噛み付いたり、テーブルを持ち上げて、ひっくり返そうとしたり大暴れでした。
認知症が悪いんです。
認知症に答えがありませんから、難しいです。
介護職のキツイところ②
同じことが毎日続きます。
食事を出し、食事介助をし、排泄介助をし、起床介助や就寝介助。
新しいこともなく、同じことがループのように続いていきます。
変化があれば良いのですが、認知症の方や介助の必要な方は、現状維持か悪化していきますので、なかなか難しいです。
介護職のキツイところ③

次にキツイところは人間関係ですかね。
とにかく、特養でも閉鎖的なので、良い意味でも悪い意味でも人が固まりやすく、いじめなどが起こりやすいです。
僕も一年に一回辞めたいと思った施設がありました。
そこでは、自分の知らない間に自分が悪者になっていて、上司に呼び出されて「みんながこう言ってたぞ。」と上司に注意されました。
仲良く話してたはずなのに、どういうこと?って不信感を持ちました。
なんとか、四年弱務めましたが、人が悪い職場だなぁと思いました。
人間関係がキツイとしんどいです。
ただ、ノイローゼになったり、死にたいとか思うほどなら、辞めて良いでしょう。
死ぬほどの仕事ではありませんから。
出来れば、皆仲良く働きたいですよね。

介護職の良いところとは?

では最後にキツイところだけではダメなので、良いところも上げていきましょう!
まず、人の一生を見れることです。
その人の最後の瞬間を見れる仕事はそんなにありません。
長い人生を生きてきて、その最後の瞬間を見せてもらえることは、介護職の特権です。
その人の生きてきた人生の最後を見れるのです。
素晴らしいですよね。
次に、人に対して優しくなれます。
人の弱さや助けの必要なところを見て、人に優しくすることができます。
自分の人生について考えさせられます。
自分はこういう最後を迎えたい、人に囲まれて最後を迎えたいなど、最後の時を考えることができます。
そして、介護職はいっぱいあるので、絶対に食いっぱぐれないです。
転職も、し放題です。
介護職はキツイところもありますが、やりがいのある良い仕事です。

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